Apple商品の機能制限

Appleは自社工場を持たないファブレス企業である。Appleは世界中のユーザーからの需要数を満たすために、複数の委託先と提携している。一つの部品においても、複数の委託先に生産させ、生産のリスクを分散させている。最近だと、iPhone6sがA9チップを供給していた、SAMSUNGとTSMCで性能差があるのではないかと話題になっていた。またiPhone7だと、LTEモデムがIntel製のほうが、通信速度が悪いなど、複数の委託先に生産を委託しているからこそでてくる話題である。

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Appleは、iPhoneのモデルを世界で統一しようと進めている。新型のiPhoneが登場する度に、対応している電波周波数は多くなっている。現在、iPhone7シリーズは大きく3つのモデルまで集約できている。一方iPadは、世界共通で一つのモデルしかない。これはすごいことである。例えば、日本で発売されているXperiaは、日本モデルとグローバルモデルでは、対応している電波周波数が違う。そのため、海外のシムフリー機を購入する際は、対応周波数を確認する必要がでてくる。最近話題となっているのが、ベライゾンで発売されているiPhoneが通信制限をかけられているのではないのかということだ。簡単に言えば、他社で発売されているiPhoneとの通信環境の差をできるだけなくすために、制限をかけられている可能性があるということだ。アメリカはもちろんLTEに対応しているが、日本のそれほど安定していない。また、日本国内でもキャリアの電波環境で良し悪しはあれど、さほど極端な差はない。しかし、アメリカのキャリアでは大きな差が生じている。だからこそ、このような話題がでたのかもしれない。Appleはこのことを否定している。

 

iPadと液晶

ベライゾンのことは確かではないが、過去にApple自体が機能制限をほどこしていた例がある。それは、iPad3に搭載されていた液晶だ。当時、iPad3の液晶はLGとSAMSUNGの「アモルファス液晶」とSHARPの「IGZO液晶」が搭載されていた。しかし、両者の液晶の質の差は歴然としており、SHARPの「IGZO液晶」が高精細で、電池消費量が少ない。そのため、Appleは、この両者の液晶の差をなくすため、SHARPの「IGZO液晶」に機能制限をかけ、前者の「アモルファス液晶」と差がないようにした。ただ、原価コストが高いSHARPの「IGZO液晶」は生産が落ち着き始めたら、使われなくなったとされいている。その当時、SHARPの亀山工場は、SHARPの幹部クラスでも入れない、Apple専用の区画があったとされていた。

Appleは使い勝手の面から、例え機能を搭載しても制限している場合がある。例えばハイレゾである。iTunesが正式に対応していないが、ハイレゾを聴く手段がないわけではない。また、直近だと、FeliCaチップである。日本国内仕様のiPhoneしか、FeliCaチップを利用したApple Payを利用できないとなっているが、海外版のほうも、FeliCaチップは搭載している。つまりソフトウェア上で制限をかけているだけだ。このように、Apple自体が用意するサービスとその環境が整うまでは、機能制限をかけてくることがある。それは、生産時の都合であれば、サービスの都合でもある。一つだけ言えるのは、iPhoneを購入した時に、その液晶を搭載しているiPhoneははずれだよとか、そういうことは出来るだけないようにお願いしたいと思う。

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